コミュニケーションインプロ研修を行う、NPO法人。

私がNPO法人キャリア・インディペンデンスを創った理由

キャリア・インディペンデンス設立代表 内藤 友子長年、キャリアカウンセラーとして企業研修のプログラム開発・研修講師をしていた私は、2005年4月25日JR伊丹駅から快速電車に乗りました。翌日からの出張の荷物を抱えながら、NPO法人の立ち上げ申請に向かうためでした。

9時18分ごろ、塚口―尼崎の間で電車はカーブに進入、と思う間もなく線路脇のマンションに激突。乗客106名と運転士が死亡、562名が負傷した福知山線脱線事故でした。3両目の私もこの事故に巻き込まれ、重傷を負うとともにPTSD(心的外傷後ストレス障害)となりました。PTSDとは、生死に関わるような出来事の後に、心に加えられた衝撃が引き起こす様々なストレス障害疾患のことです。

社会復帰が難しい状態が続きましたが、立ち上げメンバーの尽力により半年後にNPO法人キャリア・インディペンデンスは設立しました。その名の通り、仕事での自立をめざして働く人を支援するための団体ですが、代表の私が事故に遭ったことで「キャリアの概念」が大きく変わりました。
それまでは、「仕事を中心としたワーキングライフをキャリア」と位置づけ、人生目標を明確にしキャリアアップを支援するとの概念で捉え、私自身もがむしゃらに走ってきました。しかし死を目前にして、深く理解できました。本当に充実したキャリアは、心身の健康の上に成り立つということを。

WHO(世界保健機構)の健康の定義は、健康とは病気であるかないかではなく、肉体的にも精神的にも、そして社会的にも「すべてが満たされた状態」にあることとされています。たとえ社会的地位を確立したとしても、家庭の中に不和があれば「すべてが満たされた状態」ではありません。
NPO法人キャリア・インディペンデンスのキャリアの概念には「健康やメンタルヘルス」を含みます。厳しい現代社会で、人びとは心の余裕を失いプレッシャーを感じ続けています。心の問題で悩む人びとに「自ら行動する力を体感する場」を継続してつくっていくこと。それこそが生かされた私の使命であると確信しました。

特定非営利活動というカタチのNPO法人キャリア・インディペンデンスで、講演や研修やカウンセリングを行い、ひとりひとりが「すべてが満たされた状態」でより輝けるよう支援を続けて参ります。

特定非営利活動法人
キャリア・インディペンデンス設立代表

内藤 友子