SST(ソーシャルスキルトレーニング)インプロゲーム
7月から長期にわたり、枚方市様障害者就労支援のためのSST(ソーシャルスキルトレーニング)のクラスがスタートいたしました。
インプロ(即興ゲーム)を企業の研修や役者の表現トレーニングとして実施されているところは多いと思いますが、
障害者の方に対してインプロを実施しているところはほぼないのではないでしょうか?
一つには実施する人の問題で、まだまだインプロがSSTのトレーニングとしてどう扱っていいのかわからない。というのが現状だと思います。
即興ですから、健常者でさえどうなるかわからないことを、障害者の方にできるのかな。などの思い込みもあるかもしれません。
しかし、立派になりたちます。みんな毎回「わくわく!どきどき!」で参加されてます。
ただし、ファシリテーターは、どのような目的をもって実施するのか。またそれぞれの心理状態が現れる行動の小さな変化から相手の心理状態を読み取ることが大切です。
支援者のスタッフさんの反応も意外なものでした。「いつもは施設での仕事の場面しか見たことがなかったが、普段と違う表情や行動が見ることができて驚きだとのことです。もしかして、自分たちが「この人はこれしかできないんじゃないかと決めつけていたのではないか」との振り返りがありました。
今日は第二回目でしたが、一回目で一番気づいたことは、「人とアイコンタクトをとる」ことがとても苦手なようです。
二回目では、アイコンタクトを意識したゲームを実施しました。
なかなかスピードアップの行動とまではいきませんが、人とのコミュニケーションの基礎体力を身に着けてもらいたいと思います。 内藤友子